最近、新入荷のお知らせってしてなかったなぁ・・・。
という訳で、今回はこちらです↓
まずは向かって左。
『ワイルドターキー フォーギブン』
皆さん、よくご存知でしょう、ワイルドターキーですが、今回はちょっと珍品。
ワイルドターキー蒸留所では、年に20回は大きなタンクに年数の違うバーボンを開けてブレンディングをしているらしいんですが、ある時、従業員が選び抜かれたワイルドターキーバーボンのタンクに、飲みごろを迎えたワイルドターキーライウイスキーを間違えて注いでしまった、というんです。
マスターディスティラ―のエディ・ラッセルは当然怒る訳ですが、このウイスキーを試飲したらば、非常にユニークかつ美味しいブレンドが出来ていた、で、リリースした、という事らしいんです。
・・・、これちょっと出来過ぎな感じがしますよねぇ・・・。
ともあれ、次にまた、こういうウイスキーがリリースされる可能性は低いらしいので、話のネタにお試しくださいませ。
ちなみに『フォーギブン』とは、『許し』という意味だそうです。
そして、もう1品。
『ぺルノ・アブサン メゾン・キツネ リミテッドエディション 2』です。
『メゾン・キツネ』というのは、日本人とフランス人のユニットらしく、それとのコラボレートのデザインボトルという事です。
でも、そのコラボレートってのはどうでもいいんです。(ぺルノ・リカールさん、すみません)
アブサンというのは、その成分が人体に有害だ、ということで100年ほど前にスイスやフランスをはじめとして生産中止になってました。
それがWHOの規制が変わったようで、ここ10年近く前から、アブサンと名乗る商品が販売されました。
具体的には、『ツヨン』という成分が有害だったとされていましたが、2011年のフランス国内法での改正により、ツヨンがアブサンに含まれる量では人体に危険がない、ということが確認されたため、アブサンの製造と飲用の禁止令が完全に撤廃され、再びオリジナルレシピでの製造が可能になりました。
そこで、ぺルノ アブサンは新ボトルからオリジナルレシピにかなり近いものへと変更するのですが、それに先立ち、このキツネボトルがオリジナルレシピでリリース、というわけです。
正直言って、僕はこの手が苦手で、味の変化はちゃんとご説明出来ないと思います。
ですが、お好きな方は是非ともお試しいただき、当時の芸術家の様な高揚を味わってくださいませ。