久し振りになってしまいました。
実は、ウチの従業員のM子さんが、来月末に行われるカクテルコンペに出る、
つまり、コンクールデビューすることになりまして、
で、ここんとこほぼ毎日、熱血指導(←?)に明け暮れてたので、
なかなか更新できなくって。
というわけで、
来月末までこんな感じなので、ご了承くださいませ。
んで、本題。
今、日本水泳界じゃすったもんだのアレ。
そうです、スピード社製のスーパー水着、
『レーザーレーサー!』(以下、LR)です!
いやあ、凄いですねぇ、LR。
今日なんて、北島選手、
200mで世界新ですよ。
結局、日本水連も、LRの着用を認めるようですけど。
そりゃそうですよねぇ。
着用すればメダルの可能性がグンと上がるわけだし、
選手だって、そんなに凄い効果があるなら、ライバルの外国選手が着用するなら、
そりゃ、自分だって着たいもんなぁ。
いいんじゃないですかね。
同じ土俵で戦わせてあげたいですもん。
LR以上の水着を作れないんだから、他のメーカーはお手上げするしかないと思います。
ただ、道具によって、そんなに差が出るのってどうなんだろ?とも思いますが・・・。
で、もしもこんなアイテムが僕らの業界にもあったら!
例えば、それを使えばシェークが5割増し(当社比)上手になるシェーカーとか。
着るだけで万人に好まれる接客ができるベストとか。
そんなんがあったら、即刻採用しますよ!ウチの店は!
(久々なのに、またもやお酒と全く関係なくてすみません・・・。)
職探し・・・???
えー、ちょっと前のお話なんですけど。
その日もいつも通りにヒマな日で、
夜中12時頃だったと思いますが、
お客様がいらっしゃらなかったので、
例のごとく、僕はカウンターの端っこに座って、本を読んでたんです。
すると、
入り口ドアが、ちょびっと開いてすぐさま閉じた気配。
ウチって、チラ見が多いので、
「またかよ・・・」
とか思いながら、一応、ドアを開けてみました。
ドアの外には、若そうな女子が一人。
一応、
「何か?」みたいな笑みを浮かべつつ、その方を見てみたら、
特に、当店には入りそうな気配が無かったので、
とりあえず、そのままドアを閉めたんです。
で、
またカウンターに座って本を読んでたら、再びドアが開く気配。
「なんだ???」
とか思いながら、一応もう一度ドアを開いたら、
なんと!
先ほどの女の子が立ってまして。
以下は、その時のやりとりですが。
持山「なにか?」
女子「お店、やってますか?」
持山「やってますよ・・・」
女子「あの、人を募集してませんか?」
持山「・・・いやぁ、ウチはちょっと・・・」
ここで、一応、本気でバーテンダーやりたいんなら、
断るのももったいないかな?って思って、聞いてみました。
持山「こういうお仕事したいんなら、他のお店に聞いてみましょうか?
どっかあるかもしれないし。」
そしたら、続いてこんな会話でした。
女子「どんなお仕事なんですか?」
持山「???
んー、バーですから、最初は洗い物とかおはこびとかオーダー聞きとか。
慣れてきたら、ドリンク作ったりとか。
まあ、あとは最初はお客様のお相手、接客ですかね。
っても、ご覧の通り、ただのカウンターバーだから、ホステスさんみたいに横に座って接客っての はないですけど。 」
女子「接客ってことは、コミュニケーション能力が必要ですよね?」
持山「・・・
まあねえ。その辺はとりあえず、ね。」
女子「じゃあ、アルバイトとかは?」
持山「すみませんねぇ、ウチは今はいいです。」
んー・・・、
これって、やっぱ『職探し』ですよねえ?
でもね、
ウチで働きたい!とか、バーテンダーになりたい!
とかならともかく、
どんな仕事かわからず、飛込みで、ってのはやっぱちょっとね・・・。
しかも、
『コミュニケーション能力』って・・・。
普通に人とお話できればいいだけなんですけど・・・。
そりゃ、単純に言いたい事喋ってりゃいい、ってモノでもないですけど。
でも、『コミュニケーション能力』って、
そんな大げさなものでもないんですけどねえ・・・。
そんなに、他人とコミュニケーションとるのが苦手な人だったのかなぁ・・・。
開店以来、初めての出来事だったので、
ちょっとびっくりして書いてしまいました。
オチはないのであしからず。
(勇気を出して職探しに来た貴方、ネタにしちゃってすみません。)
インターナショナルバー
当店にご来店いただいた方はご存知でしょうが、
ウチの店の上のフロアには、
イギリス人の方がオーナーのバーがあります。
外人さんがやってるお店だけあって、
日本人の若者たちだけでなく、
当然、外人さんのお客さんも多いわけです。
で、普段から、ウチのビルには、外人さんの出入りが多いんですけど。
でも、ウチに外人さんのお客さんが来ることは、ほぼ皆無だったんですね。
ところが・・・、
昨日はびっくりしました。
開店早々にいらしたのが、もう、もろ外人さん!
その時は、
僕は調理場で仕込みが残ってたし、
M子さんは、カウンターで氷の仕込が残ってたので、
外人さんのお相手はM子さんにお任せしました。
以前書いたかもしれませんが、
M子さんは、ちょびっと海外へ語学留学行ってたので、
心もとないながらも、僕よりかもずっと英語が理解できるんですね。
(僕なんて、学生時代の英語のテスト、ほぼ赤点なので・・・)
で、仕込み終えてカウンターに出たら、
次にいらした方々が、
日本人1名、外人さん3名のグループ客。
おいおい、ウチはいつからインターナショナルなバーになったんだ???
結局、外人さんは、その二組だけだったんですけど。
僕は別に、外人さんがいやな訳じゃないんです。
ご来店いただいて、
日本のバーってこんなんなんだ!
って、良くも悪くも体験して頂いて、
で、気に入って、また来てくれればいいし。
ただね、
僕が英語が全くちんぷんかんぷんなのがダメなんですよねぇ・・・。
せめて、喋ってることを理解できれば、
って思うんですけどねぇ。
イーオ○でも通いますか・・・。
ひど過ぎるな、船場吉兆・・・。
このブログで、あんまし『世相を斬る!』的なのは書くのやめようって思ってたんですが・・・。
こりゃひど過ぎますな、船場吉兆。
前の、産地偽装も、そりゃよくはないけど。
今回のは、同じ飲食業としては、
前回よか、かなりひどいと思います。
そりゃ、産地偽装もよくはないけど、
どこどこ産ってのに左右される、ブランド信奉みたいのにも、問題は多少はある気がするんです。
でもね、今回のはまったく別。
弁解の余地無し!
ワサビは、形が崩れてたらわさびじょうゆで出して、
刺し身は、盛り直して出して、
ツマは、そのまま使えればまた出して、
鮎の塩焼きは再加熱、と。
ふざけんなっ!
もったいないんだったら、手前ぇらが全部食えっ!
たしかに、飲食業やってると、
手付かずのまま下げたモノがあると、
「もったいねえなあ」
とか、
「これ、また使えるよなあ」
って思うこと、多々あります。
でも、それやっちゃったらお終いです。
お客さんは、その方の為に作る一品にお金払ってくれるんだから。
廃棄するのは、ほんとにもったいないし、
原価率とか考えれば、再利用したいのもわからないではないけど、
実際にそんな事しちゃうのって、
社長以下、従業員すべてに、モラルが皆無だと思います。
で、一番困るのが、
「あんな一流店がやってんだから、他もみんなやってるさ」
って思われちゃうこと。
皆さん、
大概のお店は、あんな事やってませんよ!
当然、当店も。
なので、安心してご来店ください。
(ふんっと頭にくる)
『バーテンダー』
いきなり、硬そうなタイトル・・・。
ですが、マンガの話でして。
某マンガ誌に連載中のこの作品、ご覧になった事のある方も結構いるんじゃないかと思いますが。
僕も、以前から、コンビニでよく立ち読みしてまして、
ウチのM子さんが、少し前に全巻揃えて店に置いてあるので、
ヒマな時に読み返したりもしています。
いやぁ、すごいですよ、この主人公ったら。
『佐々倉君』っていうんですが、
もう、知識や技術が半端じゃなく凄い!
しかも、
設定では、たしか26歳くらいとまだお若いのに、
これがまた、お客さんに気の利いたセリフとか言うんだよなあ・・・。
こっちは、41歳でも、気の利いたセリフ一つ言えないのにさ・・・。
おまけに、舌も素晴らしいときたもんだ。
だってね、
グラス一杯の水に、
ペルノ、リカール、パスティス51、ベルジェブラン、あともう1個なんか、
それを、たった一滴だけ垂らしただけなのに、全部銘柄当てちゃうんだよ。
こんなバーテンダー、知り合いにもいないし、
当然僕には無理ですっ!
まあねぇ・・・、
マンガですから・・・。
普通のバーテンダーの生活描いても、ちーっとも面白くないだろうし。
(逆に常識離れしてて面白いか?)
まあ、あのくらいの『超人バーテンダー』の方が、読者も面白いんでしょうねぇ。
ただ皆さん、あんなバーテンダー、ほんっとに滅多にいませんよぉ・・・。
僕も含めて、です。
でも、
あのくらいになりたいなぁ、ってより、
あそこまではいかなきゃ!
とは、常々思ってますので。
長ーい目で見守ってくださいませ。
(ちなみに、このマンガ面白いので、まだ未体験の方はぜひ一度読んでみてくださいな。)