こういう仕事してると、いろんなお客さんがいらっしゃるわけで。
BARに慣れてる方もいれば、
そうじゃない方もいるわけで。
と、なにやら『北の国から』口調ですが、
お客様って、いろんなオーダーの仕方をするんですよねぇ。
慣れてる方のオーダーは、わりとアバウトでも
「あ、こんな感じかな」って、作ることができるんだけど。
慣れてない方はダメだ、っていうんじゃなくて。
えっと、例を挙げますと・・・
「あたしのぉ、イメージでぇ、なんか作ってぇ♪」
・・・とか、
「甘くなくて、さっぱりしてて、強くないの。でも、柑橘系はダメ!あと、炭酸もダメ!」
・・・とか、
「なんでもいいから!美味いのちょうだい。」
・・・とか。
まあね、お金戴くから、できるだけお客様の望むもの提供したいと思うんだけどさ・・・。
こういうオーダーって、ほんっと、バーテンダー泣かせな気がする。
最初のは、たいてい、初めて来店した方が口にするパターンが多いので、
初対面で、いきなり言われても、イメージなんて沸きません!
って感じ。
せめて味の好みでも聞けたら・・・。
一応、色々伺ってお作りしますが。
2番目のは、
「じゃあ、何を使って作ればいいのさ・・・」
ですね。
こういうのは、ほんと、バーテンダー泣かせ。
何使えばいいのさ・・・?
これも、色々伺いつつ作りますよ、そりゃもう。
でも、一番困るのは3番目だな。
何でもいいから、ってのは手掛かりがなさすぎ。
こちらに委ねてくれるのはいいけど、
情報が何もない状態で、
「美味しいっ!」って満足していただくものを作るのは、かなり難しいですよね。
だって、好みは千差万別だから。
ちゃんとしたバーテンダー(←?)なら、求めてるものを作ってくれる!
って信じていただいてるなら、ありがたいし、うれしいけど、
やっぱり、お金戴く以上は、
『美味しいっ!』
って思ってもらえるものを提供したいので。
なので、
『初めてのお店でも失敗しないオーダーのしかた!!!』
っていうほど大袈裟じゃないけど、
バーテンダーさんが困らない程度で、要望のドリンクにたどり着くために。
欲しい情報がいくつかあります。
まず、味のタイプ。
甘めとか、さっぱりめとか。
何かに例えられれば、それも伝わりやすいかも。
それと、アルコール度の強弱。
ごく軽くとか、やや強めとか。
ワインくらいの強さ、とか、焼酎のロックくらいの強さ、ってのでもいいですね。
あとは、ソーダ類は使ったほうがいいのか、使わないほうがいいのか、とか
フルーツっぽいのがいいのか、薬草っぽいのがいいのか、とか。
でも、わからなかったら、素直に聞いてもらえれば、
それが一番やりやすいかなぁ。
なんでもいいんです。
「普段は日本酒しか飲まないんだけど、せっかくバーに来たから、なにか違うの飲みたくて」
とか、
「カクテル初心者だけど、どんなの飲んだらいい?」
とか。
バーって、メニューがないトコ、結構あるけど、
あれって、
「遠慮しないで、なんでも聞いてください!」
ってことだと思います。
たとえ、どんなにとんちんかんなことでも、
僕は、根掘り葉掘り突っ込んで聞いて、
できるだけ、要望に沿うもの提供するよう、努力しますので。
だから皆さん、バーテンダーには遠慮なく、自分の好みを伝えましょう!
できるだけ具体的にね。
・・・ただし、「あたしのイメージでぇ・・・」
は、ほんとに勘弁して・・・。
「お飲み物、お決まりでしょうか?」
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