ご存知の方も多いかと思いますが、ここ最近、我々のバーにおいて必要不可欠といえる『ライム』が、品薄状態のようです。
原因は、ライムの生産国のメキシコで、昨年秋に天候不順やら、ライムの木が病気にかかったりやらで収穫ができない、という事のようです。
そのため、ライムが小さくて硬くて、ジュースがあまり絞れない悪い状態のうえ、価格も当店が仕入れているお店では1.5倍くらいになってます。
入荷量も少ないようで、輸入業者によっては入荷の見込みがたたないところもあるようです。
アメリカでは、価格が通常の倍くらいになっている、という情報も目にした事があります。
幸い、未だ危機的状況にはなっておらず、ライムの状態は悪いですが入荷に関してはそれほど問題はありません。
ただ、いつになれば安定した状況になるのかはわからないので、予断を許さないといったところでしょうか・・・。
バーにとってライムが無いなんてのは想像も出来ません。
で、対策という訳でもないんですが、こんなものを仕入れてみました。
『キーライム』といってライムの1種です。
右が通常のライム、左がキーライムです。
約半分ほどの大きさでしょうか。
キーライムというのは、メキシコでは「リモン」と呼ばれ、メキシコ料理に欠かせないそうです。
通常のライムは、ほぼ種がありませんが、キーライムには種があり、また、通常のライムよりもビタミンCの含有量が多いとのことです。
味は、個人的な感想ですが、通常のライムよりも酸味が柔らかく、レモンとライムの中間、また、グレープフルーツのような味も少し感じます。
試しにギムレットを作ってみましたが、通常のライムとは全く別物です。
代替品として使うにはアレンジが必要だと思いますが、面白いとは思います。
お客様のご要望で色々試してみたいと思いますので、是非オーダーしてみてくださいませ。