といっても、入荷した訳ではありません。
アップルマンゴーといえば、『太陽のタマゴ』というブランドで知られる、今や“新・夏のフルーツの王様”と言えるのではないでしょうか。
そのアップルマンゴーの生産地はというと、宮崎県がおそらく最も有名で、あとは沖縄県とか南国をイメージします。
でも、我らが静岡県でも生産しているのをご存知でしょうか?
伊豆の河津で2軒ほど、あと函南あたりでも作っているようです。
で、今回は河津の生産農家『まる里農園』さんで作っている『香り姫』というマンゴーの事を書きます。
県内でアップルマンゴーを作っているのは数年前から僕も知っていて、河津の『まる里農園』さんの事も2年ほど前に、ある雑誌で知りました。
で、今年は使ってみようと思い、せっかくなら一度生産者さんとお会いしたい、かなうなら作っているハウスを見学してみたい、と思い問い合わせてみたら快諾をいただいたので、4/1の日曜日に河津まで行ってまいりました。
みなさん、マンゴーの花ってどんなんだと思います?
僕は、南国のフルーツだから原色の派手な花なんだろうな?と思ってたんです。
実は電話した時に、今、マンゴーの花が咲いてるからと言われ、そりゃぜひとも見に行かなきゃと思って行ったんですね。
そして初対面のマンゴーの花。こんなんです。
なんか想像と違うー・・・。
ちっちゃな、とってもかわいらしい、花らしくない花なんですね。
今が受粉の時期という事で、この花に蜂や、なんと蝿も使って受粉させるそうです。
そして、確実に受粉し果実が出来始めると、
最初はこんなちっちゃな果実。
(この手は、生産者さんが比較の為に添えてくれました。)
極ミニマンゴー!
これから日に日に大きくなってくそうです。
そして、こちらでは、6月中盤あたりからの出荷となるようです。
河津はマンゴーだけでなく、他のフルーツの栽培にも適している、とのこと。
気候的には暖かいだけでなく、やはり寒暖差が必要ということと、河津は内側に入っても海洋性の気候というか海風が吹いてきて、作物にいい影響を与えるようです。
生産者さんは、気候がいいからあとはなんにもしなくていいよ、なんて事もおっしゃてました。
そしてもう一つ。河津のこのあたりでは、地下300mから汲んでいる水を使用しているという事で、このマンゴーも天然のミネラルウォーターで育ってます。
見えますかね?
こうやって、定期的に鉢に水を与えてるんです。
言い忘れてましたが、マンゴーはすべて鉢で栽培しています。
マンゴーの木というのは、ほっとくとものすごい高さまで育ってしまうらしく、あまりに高くなると木自体に栄養がいきすぎるため、鉢植えにして木自体はあまり高くならないようにして、果実に栄養を与えるようにしているようです。
こちらの『まる里農園』さんでは8年ほど前から栽培を始めていて、年々出荷が増えていて、今年は4,000個ほどを見込んでいるとのことでした。
写真では伝わりにくいかと思いますが、これ、ホントに壮観です。
出荷の時期にはこの鉢が完熟マンゴーで一杯になるということなので、その時期にまた訪問しようと思ってます。
そしてこちら。
土屋さん、色々とお世話になりましたm(__)m
さて、今年のマンゴーカクテルは今まで以上に気合を入れて、香り姫の魅力を100%引き出せるように頑張りますので、皆さま、乞うご期待!